【ボイトレ】意外と盲点!?呼吸のイメージを掴もう♪

ココアのボイトレ♪

どうも!楽しいこと大好きなココアです✨

今日は上手な呼吸の仕方についてお伝えしていきたいと思います。
発声の基本は呼吸です。
いかに声を息に乗せるかがポイント!!
上手な歌声になっていくかの分かれ道です!
では、一緒にどんどん上手になっていきましょう♪

 

この記事はこんな方向け 

・歌っている時になぜか息苦しい😢
・腹式呼吸だからおなかを膨らまして呼吸しているけど、なんか息苦しいよ!
・どうしても胸式呼吸になってしまうよ!
・声が不安定になってしまうよ😢

 

ボイトレを初めて半年、少しずつ上手な歌声に近づけているかなと感じているココアが、
ボイトレの経験と気付き点を基に呼吸についてザックリご紹介したいと思います。

本記事では主に「呼吸のイメージ」「息を吐く量」についてお伝えしたいと思います。

 

■まずはイメージ

みなさん。普段呼吸をするときは肺で呼吸しますよね。(当たり前💦)

なのに歌声となると胸で息を吸ってはいけない!おなかにたくさん空気をいれなければいけない!と真面目な方ほど考えてしまうと思います。
そういう方は、まずは初心に戻ってください。
呼吸は肺でします。

思ったより肺はとっても大きな風船です。
上下は鎖骨のあたりから肋骨の下あたりまで広がり、前後はあばらから背中まで広がっています。
この風船が膨らんだり縮んだりするイメージを持つことが大切です。
では、イメージを掴む手順をご紹介。1つずつで良いので是非試してみて下さい。

呼吸のイメージを掴む手順 


1. あばら骨が左右に広がることを感じる
(手を添えると分かりやすい)
2. 鎖骨周りが少し動いて肺が広がる感覚を感じる
(少し脇を広げると分かりやすい)
3. 背中の筋肉が前後左右に広がっていることを感じる
(背中に手を当てて動きを感じると分かりやすい)
4. あばら骨が少し上に上がる感覚を感じる
(1の時の位置に手を置いて感じる)
5. 息を吸うと背骨が縮み、息を吐くと背骨が伸びる感覚をつかむ
6. 呼吸に応じて股関節の下あたりが動くことを感じる
(正直違いが分かりにくく感じにくいです。)

ここまでを意識するとたくさん空気を取り込んでいる感覚を掴めると思います。
そして声の出しやすさもかなり変わってきます。是非お試しを!

あれ?おなかを膨らませることは??と思いますよね?

実はおなかに空気を入れるという考え方自体が間違っています。
肺が膨らんで内蔵が押し出されることで少しおなかが膨らむ。という感覚なのです。
これは手順6番目の股関節下が動く原理と同じです。
実は胸の動きを抑えておなかを膨らませようとすることは逆効果になってしまいます。
胸まわりの筋肉が固定されてしまい、かなり空気を取り込みにくくなってしまうのです。

これはかなり注意です!!
自分もボイトレに行くまではずっとそうでしたので、気持ちはとっても分かります。
なのでおなかはそこまで意識せず、ついでに膨らんでいるイメージで充分です。

■息は漏れ出すもの

次は発声時の息の量です。

いっぱい空気を出せば大きな声やハリのある声になるのでは?
と考えている方はいらっしゃいませんか?実はその考え方は中々に危ないです。

こんな弊害があります 


✓声は大きくなるが、息苦しくなる
✓どうしても一生懸命に歌ってしまい、聞きにくい声になりやすい
✓声が不安定になる

ではどの程度の空気量を出せば良いのか?
空気量は口から漏れ出していく程度で充分!
大きい声って息をたくさん出せばいいというものではないんです。
発声で大切なのは「勢い」「響き」です。その2つをイメージしやすい例を挙げてご説明します。

勢いのイメージ

✓ホースでの水まき

ホースで水まきをする時により遠くへ飛ばしたいのであれば、水の量を増やすのではなく、ホース先端を小さくして勢いよく水を飛ばしますよね?
発声もこれと同じ様な感覚です。
いっぱい空気を出せば良いというものではなく、少しの空気を上手に使いこなすことで、遠くへ届く声になります。
(ホース先端の話は実は流体力学の連続の式(Q=Av)から来る話なんですけどね💦)

✓テニスでボールを打った瞬間の感覚

では空気をいっぱい出さなくて良いのは分かるのですが、より遠くに飛ばすのは?というと…。
こちらはテニスでボールをポーーン!と打った感覚に近いです。
(ここではボールが声になります。)
高音域に行くほどこの感覚になります。
一度出てしまえば、あとは空気量一定です。
そして惰性で声が伸びやかに響いていくようになります。

こちらは文章では伝わりにくいにかもしれませんので、実際にやってみて頂きたいです。

響きのイメージ

✓トンネルの中で声を出した時

響きはトンネルの中をイメージしていただきたいです。
トンネルの中での声って、小さい声でもかなり響きますよね?
想像してみてください。
トンネルの出入り口に立ち、「中に向けて発声をする」、「外に向けて発声をする」
明らかに「中に向けて発生する」が響きますよね?発声もこれと同じです。
一生懸命に外へ向けて声を出そうとすると、全力で声を出していても、響く声とは少し離れてしまいます。
体の中で響かせることで少しの息で響きます。
あまり内側に響かせようとするとオペラ歌手みたいになってしまいますので注意してくださいね。
特にどこで響いているかがポイントです。
胸、口、鼻、頭、口の中のどの部分か、など響くところは音域や言葉によって1つではないので気を付けてください。
この話は長くなってしまうのでまたの機会にしたいと思います。
ここでは多くの息を出すことは必要無い、むしろ少しの息で充分という事だけ覚えてください。

まとめると

・発声する時の息は漏れ出す程度
・声を遠くに飛ばすのはテニスでボールを打つ感覚で声を飛ばす
・前に響かせようとするのではなく、体で響かせること
これらが出来ると一度出した音を惰性で楽に出し続けることができ、伸びやかな声が手に入ります。

 最後に

たくさんのことを同時に考えることは難しいです。(自分は無理ですw)
だからこそ、自分の無意識下に落とし込むことが大切だと思います。
その為にも1つずつを意識して繰り返し練習してきましょう。
特におすすめの練習法は呼吸のイメージを普段の生活の中で取り込むことです。
日々の生活が練習の場になりますよ!
歌う事が「好き!」から「得意!!」に そしてより「楽しい!!!」に少しでもなって頂ければ嬉しいです!

ここまで読んでくださりありがとうございました。
これからもたくさん行動して、たくさん楽しんで、たくさん情報発信していきたいと思いますので応援よろしくお願いします!!